オーナー新聞2023年10月号|いよいよインボイス制度が始まります|設備の見直しはされていますでしょうか?【更新】オーナー新聞2023年10月号 | 川崎・新川崎・鹿島田の賃貸は第一ハウジング株式会社にお任せ下さい!

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  • オーナー新聞2023年10月号

    2023-10-16

    いよいよインボイス制度が始まります

    いよいよ10月1日よりインボイス制度が開始されました。今回はインボイス制度の概要をご説明させていただきます。
    【インボイス制度について】
    インボイス制度の正式名称は「適格請求書等保存方式」となります。
    本制度は事業者が納める消費税に関する仕組みです。現在、事業者が納める消費税は「売り上げにかかった消費税」から「仕入れにかかった消費税」を引いて算出されており、これを「仕入税額控除」といいます。
    インボイス制度の開始により、課税事業者が仕入税額控除を受けるには、取引先から交付された「インボイス(適格請求書)」の保存をすることが必要となります。インボイスを発行するには適格請求書発行事業者の登録が必要ですが、登録は『任意』です。

    【インボイス制度への対応と影響】
    影響の有無については、物件の種類などによって異なります。(図1 参照)
    本制度は消費税が課税される物件の売上に影響するため、住宅用の物件の場合は家賃に消費税がかからず、消費税のやり取りが発生しないため影響はありません。
    しかし、テナント・オフィス・駐車場などの消費税がかかる物件の場合、オーナー様と借主の状況によって影響が変わります。                                                        
         (図1)
         

    ①オーナー様・借主が共に課税事業者の場合 ⇒ 従来通りの取引となるため影響はほとんどありません
     ※オーナー様が適格請求書発行事業者の登録を行っている必要があります
    ②オーナー様・借主が共に免税事業者の場合 ⇒ 免税事業者は消費税申告をしないため影響はありません
    ③オーナー様が免税事業者、借主が課税事業者の場合
     ⇒免税事業者はインボイス発行ができないため、借主は仕入税額控除ができず消費税負担が増えるので影響が生じ
    ます

    また、③の状況の場合、借主から家賃減額の交渉・適格請求書の発行ができる物件への転居といったケースが増え、物件の競争力の低下や、収益性などに影響が出ることが懸念されます。
    但し、法律では支払先が免税事業者だからといって一方的な減額はできないことにはなっています。

    尚、テナント・オフィス・駐車場だけでなく駐輪場も課税の対象となります。そのためバイク置場や駐輪場を有料で貸しだしているオーナー様は現在の状況について今一度ご確認ください。
    インボイス制度の開始から6年間は段階的な経過措置期間が設けられていますので、インボイス制度への対応については慎重にご検討ください。
    (図2 参照)
       (図2)

                                                
    国税庁 適格請求書等保存方式より抜粋)
    【弊社での取り組み】
    弊社では課税対象となる物件の新規契約や更新契約完了時に借主へ「案内通知書」というものをお送りしております。案内通知書はインボイスの記載要件が書かれた書類になります。契約書と併せて保管することで仕入税額控除の要件を満たします。従って、オーナー様におかれましては、課税業者から免税業者になる、課税事業者登録を行い適格事業者番号を取得するなど変更等があった際には弊社までご連絡をお願い致します。
                                                               業務部  小野 湧右

     


     

    設備の見直しはされていますでしょうか?
    SUUMOのポータルサイトでは特徴別に物件を検索できる機能があります。
    どのような検索項目が人気かご紹介いたします。
    今後はこのランキングに入っている項目が【有って当たり前】の設備になるかかもしれません。
      

    どのタイプであってもバス・トイレ別が人気である事は変わりありませんが、2階以上・オートロックに加えて、シングル層ではモニター付きインターホンがランクインしており、セキュリティーの意識が高まっている事がうかがえます。モニター付きインターホンでは無い場合は、モニター付きインターホンの設置をご検討
    されてみてはいかがでしょうか。壁に設置するタイプはもちろん、外付けタイプもございます。

    また、同じく単身者向けで都市ガス・2口コンロがランクインしている事から自炊をされる方が増えている事もわかります。予算の兼ね合いで1口コンロのお部屋となる場合でも、自炊を前提として調理スペースが有るキッチンを望む方が多いです。
     
    また、近年のお客様は設備の耐用年数についても良くみております。例えばエアコンですと、1台は設置されていて当たり前ですが、1部屋以上の場合はリビングと各部屋に設置されていたらお客様もより前向きにご検討いただけます。ただ、10年以上経過していると電気代がかかってしまうため避けられる傾向がございます。年々気温が上昇している事から、来年は今年以上の暑さが続いてしまう可能性もございます。
    耐用年数を超えた設備の不具合は交換となるため、故障してから交換となると家賃の減額となる事もございますので、早め早めの設備の入れ替えが募集時にライバル物件に勝つポイントにもなります。

    より早く、より長くお客様にご入居いただける様にご提案をさせていただきますので、お悩み事等ございましたらお気軽にご相談ください。
    新川崎鹿島田店 営業 前川


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    ページ作成日 2023-10-16