オーナー向け経営情報
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物件リフォームをする際の注意点
2017-04-21
物件リフォームをする際の注意点
賃貸の繁忙期も終わりとなりました。所有する物件の競争力をより高める為に、物件設備の交換などリフォームを検討する場合はどのような点に気を付ければよいのでしょうか?
まず、重要なことは所有物件についてよく知るということです。更に物件の立地や築年数、間取りなどから客層が絞られてきます。そこからニーズのある設備を導入したり、又は何か特徴をつけることで、より選ばれる物件、長く住み続けられる物件となっていきます。
●設備・内装について
リフォームのポイントとしてはまず室内の水廻り設備(ユニットバス、キッチン、洗面、トイレ)に注力することが重要です。水廻りは日常生活で一番使用するところなので、使い勝手や清潔感の有無は重要なポイントとなります。どんなにデザインにお金をかけてもお風呂が3点式ユニットバスで、バストイレ別となってなかったら、人気のある物件とはなりません。
電気系統の見直しも重要です。古い物件ですと現在の使用に即していない場合があります。実際に使う場合を想定して設定していくことが求められています。エアコンや冷蔵庫洗濯機などの場合、必要なところにコンセントが無いと非常に不便です。さらに最近はPC機器などの使用も想定されます。また、照明器具について、一般的にはシーリングライトが多いですが、最近はダクトレールに小さいペンダントライトを設置することがはやるなど、傾向が変化してきています。
また、内装材やデザインについては、やはり物件のターゲットとなる客層に合わせたものにすることが望ましいです。ファミリータイプ、シングルの男性、女性、学生が多いなど、物件立地の地域の特性や沿線からも判断されます。
●コストについて
予算の組み立て方は費用対効果を考えなければなりません。築年数がある程度経過した物件のリフォームをしようとすると、建替えほどではなくてもかなりの費用が掛かります。あれもこれも新しく…とするとどこまでかければいいかわかりません。
例えば、空室率を少しでも改善するためなのか、家賃そのままで満室経営にするためなのか、満室で家賃UPも目指すのか…等々、何のためのリフォームか、最終目的を明確にしておくことで、かかる予算と必要なことが見えてきます。
工事に関しては、一部屋だけよりもまとめてできる事は一気に造作すると手間が省けます。できるだけ複数案件をまとめて工事計画を立てることでさらにコストを下げることができます。
そしてかかる投資を何か月、何年で回収することが見込めるのかを見極め、見積りの際には造作や内訳等もきちんと把握しておくことが必要です。
参考:「全国賃貸住宅新聞」 ㈱全国賃貸住宅新聞社
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